ヨーロッパの安全保障
フランスのマクロン大統領が、ヨーロッパ諸国は軍事防衛面でアメリカ依存から
脱却するべきだと呼びかけました。
トランプ大統領の任期中はアメリカと距離を置きたいというだけでなく、NATO
(北大西洋条約機構)にトルコが入っているので、NATOを骨抜きにしていきたい
のかもしれません。
軍事面でロシアと急接近しているトルコを、フランスやドイツは信用していません。
ヨーロッパの安全保障をどうしていくか、EU諸国では去年から大いに議論されて
いるようです。
EU離脱のイギリスやもともとEUに加わっていないノルウェーも、安全保障面では
EU各国と歩調を合わせるつもりのようです。
トランプ大統領は、NATOのために費やしている予算を減らせれば国民の支持を
増やせると考えているので、軍事防衛面でヨーロッパとアメリカの溝は深まり
そうです。 ただし、アメリカがヨーロッパ各国に配置している部隊は、
アフリカまで担当範囲としているので、アフリカの安全保障にも影響を与え
そうです。