運河建設でカタールを島に?

サウジアラビア、断交状態にある隣国カタールとの国境沿いに運河を建設して、

半島状の国土を持つカタールを島に変えてしまう計画を進めているそうです。

 

昨年6月に、サウジアラビアUAE・エジプト・バーレーンは、カタール政府が

イスラム過激派を支援してイランとも近い関係にあるとして、カタールとの

外交関係の断絶をしました。

 

地理的にもカタールを切り離してしまうことで、カタールが国際的に孤立

深めていることを世界にアピールする狙いもありそうです。 カタール

4年後にサッカーワールドカップが開催される予定ですが、カタール

周辺諸国の関係は悪化していく一方ですね。

日本外交にとって重要な月

今月はウラジオストクで日露首脳会談と日中首脳会談、ニューヨークで

日米首脳会談が行われる日本外交にとって重要な月です。

 

どの会談もタフなものとなりそうですが、実りの多い成果を得てほしいと

思います。

 

この3ヶ国との関係をできるだけ良好に保つことは、北朝鮮など他の国との

交渉にも有利に働きます。 良好関係のアピールも忘れずに!

吉田都さんが新国立劇場の次期舞踊芸術監督に

明日(9月1日)、英国ロイヤルバレエ団の最高位プリンシパルを15年間務めた

吉田都さんが、新国立劇場舞踊部門の芸術参与に就任します。

任期は2年。 現舞踊芸術監督の大原永子さんの補佐を2年務めた後、2020年9月1日

から舞踊芸術監督として新国立劇場バレエ団を率いていくことになります。

 

個人的には、とても興味深いトピックスなんですが、このことが公益財団法人

新国立劇場運営財団から2ヶ月前に発表されたときに大きなニュースにならず、

現時点でもほとんどの人に知られていません。

 

現舞踊芸術監督の大原永子さん、1997年に日本人アーティストとして初めて

大英帝国勲章を受章した方なのに、4年前に監督に就任したときは今回以上に

ニュースにならなかった記憶があります。 日本でもっと舞台芸術に対する

注目度が上がればと思っているのですが。

ヨーロッパの安全保障

フランスのマクロン大統領が、ヨーロッパ諸国は軍事防衛面でアメリカ依存から

脱却するべきだと呼びかけました。

トランプ大統領の任期中はアメリカと距離を置きたいというだけでなく、NATO

北大西洋条約機構)にトルコが入っているので、NATOを骨抜きにしていきたい

のかもしれません。

軍事面でロシアと急接近しているトルコを、フランスやドイツは信用していません。

 

ヨーロッパの安全保障をどうしていくか、EU諸国では去年から大いに議論されて

いるようです。

EU離脱のイギリスやもともとEUに加わっていないノルウェーも、安全保障面では

EU各国と歩調を合わせるつもりのようです。

 

トランプ大統領は、NATOのために費やしている予算を減らせれば国民の支持を

増やせると考えているので、軍事防衛面でヨーロッパとアメリカの溝は深まり

そうです。 ただし、アメリカがヨーロッパ各国に配置している部隊は、

アフリカまで担当範囲としているので、アフリカの安全保障にも影響を与え

そうです。

自民党総裁選2018

安倍首相が昨日鹿児島県で自民党総裁選への立候補を表明しました。

桜島をバックにして、色々とカメラ映りに配慮していた印象です。

日曜日に鹿児島県でやったというのは、NHK大河ドラマを意識

しているんでしょうね。 地方重視の姿勢もアピールしたかった

のだと思います。

 

野田聖子議員は出馬が難しい状況のようですが、野田議員には女性の

政治参加の割合をアップさせるために尽力し続けてもらいたいです。

自民党は、党員の男女比率を公表していませんが、まずはそういう

ところから変えていく働きかけをしてもらいたいです。

 

今回の自民党総裁選の論点は、地方創生・経済政策・憲法改正

政治と行政の信頼回復などになりそうですが、国民の多くが

関心を寄せている外国人労働者受け入れについても、大いに

論じてほしいと思います。

オーストラリアの政権与党

オーストラリアのターンブル氏が首相の座から降りました。

 

同じ自由党のダットン氏による"党内クーデター"のよる退陣だそうですが、

ターンブル氏も"党内クーデター"によって、アボット氏から自由党党首の

座を奪って首相に就任という経緯だったと記憶しています。

 

3年で2度も政権与党内で"党内クーデター"が起こるというのは、チャイナパワーが

入り込む余地がかなりありそうで心配ですね。 実際、オーストラリアの国会議員の

中には、中国の企業等から資金を受け取っている議員が何人もいるようなので。

ロシアの存在感

トランプ大統領ロシア疑惑が、また大きくとりざたされています。

 

数日前には、オーストリアの外相の結婚式にプーチン大統領が出席して、

花嫁となった外相とダンスしたとニュースになっていました。

 

ロシアの存在感が強まっています。 トルコは、アメリカとの関係が

悪化すればするほど、ロシアとの結びつきを強めていきそうです。